体育遊びQ&A

2023.11.02

勝ち負けのある遊びはいつ頃から始めたらいいか

ご質問ありがとうございます。

勝ち負けのある遊びはその遊びが大切なのではなく、勝ち負けを楽しめる「心の育ち」が大切です。
このQ&Aコーナーにも度々登場していますが、勝ち負けのある遊びの前に共感遊びを存分に楽しむことから始めましょう。

共感遊びとは、文字通り「仲間と共に感じる、一緒に喜ぶ、一緒に悔しがる」ことを楽しむ遊びです。
例えば、2歳クラス(満3歳)の子達でも楽しめる「仲良し横転」。

手を繋いで転がって…
みんなでイェーイ!

一緒に転がって、協力して、真ん中では一緒に喜び合って、を楽しむうちに自然と共感力が高まります。
この年齢・発達段階の子に競争はまだ早いかもしれませんが、こうした経験を重ねていくうちに、勝ったー!負けたー!と、仲間と一緒に喜んだり悔しがったりするようになります。

共感遊びをたくさん楽しんだら、共感遊びに「協力」の要素を盛り込みましょう。
かけっこの協力遊び「よーいどん!イェーイかけっこ」がおすすめです。

チームで手を繋いでよーい…
どん!で走り出し
全員揃ったらフープを使ってイェーイ!

ゴールまでの動作をスキップやケンケンに変えたり、フープの中にみんなで入って喜んだり。
アレンジを加えながら楽しんでいるうちに協調性が高まり、他のチームと競う意識も芽生えてきます。

こうした遊びをたくさん経験した後に、リレーなどの「競争遊び」に繋げると、こども達も自然と勝ち負けを楽しめるようになります。

いかがだったでしょうか。
勝ち負けのある遊びをいつ頃から楽しむかよりも、

共感→協力→競争 と、
遊びをホップ・ステップ・ジャンプで進めていくことが大切です。

チームの人数、分け方を工夫しながら、ぜひ楽しんでみてください。

このQ&Aは、がんばりまめ.comの講座で詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
>>勝ち負けのある遊びはいつ頃から始めたらいいですか?
(視聴にはご契約が必要です)

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