体育遊びQ&A

2023.10.16

狭いところで運動遊びを充実させるには

ご質問ありがとうございます。

「狭い」というのは結局のところ、人数と広さの割合によります。
「年長全員ではこのホールは狭いな」と表現する場合や「年少クラスのお部屋でどのように遊ぼうか」など色々ありますが、どちらも「運動遊びは広いところでする」というイメージが強いのかもしれません。

どんな遊びをするのかで狭いかどうかは変わってきますし、広ければいいというものでもありません。
一見「この広さでできるかな?」と思うような限られたスペースでも、運動遊びが楽しくできる2つのポイントをご紹介します。

《遊具や器具を使って動線を作り、回遊サーキットを楽しむ》

写真は、保育室に遊具を入れて、20人くらいで回遊サーキットをしている様子です。
使う遊具はたくさんでなくてもOKです。設定の仕方で色んな動作の変化を楽しんだり、コースも選択できるよういくつか作ることもできます。写真では廊下も動線として使っているのが分かりますね。
限られたスペースでも「回遊サーキット」は十分に楽しめます。
園庭やホールが広くなくても、園舎建て替えの時でも大丈夫です。適度に狭い環境のほうが、むしろ互いの距離が近くなり、かえって共感性が高くなったり動きも巧みになったというお声もあります。

《日常歌っている歌に合わせて、色々なジャンプやステップを楽しむ》

大勢が集まった時に、いつでもどこでもすぐに始められる遊びです。
日常歌っている歌のリズムに合わせて、ケンケン足変え、サイドステップ、スキップなど、色々なステップを楽しみます。1人あたりに必要なスペースは、おそらくタタミ半畳くらいです。これなら広さに関係なく楽しめますね。

いかがだったでしょうか。
この2つのポイントを意識するだけで、広さに捉われずに遊べるようになると思います。ぜひ日常的に楽しめる形に工夫しながら楽しんでみてください。

このQ&Aは、がんばりまめ.comの講座で詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
>>狭いところで運動遊びを充実させるにはどうしたらいいか
(視聴にはご契約が必要です)

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