体育遊びQ&A

2023.09.15

運動遊びは好きだが負けることが嫌で活動に参加できない

負けるのが嫌ということは、遊びの中で勝ったり負けたりを楽しめていないのかもしれません。
今回のご質問も、遊びで解決しましょう!

突然ですが、よく笑うご家族のお子さんは、よく笑いますよね。
クラスでも同じで、先生達がニコニコよく笑ったり喜んでいるクラスは明るくて、こどもも元気です。
感情というのは、伝承するのです。

例えば、こちらの写真は親子体操イベントの一幕です。

親子で足ジャンケンをしていますが、保護者に「勝ったら全身で喜び、負けたら思い切り悔しがってください」というお願いをしています。
両手をあげて喜んでいるお母さん、悔しそうに頭を抱えるお父さんがいたりしますが、どちらも楽しそうで、こどももそれにつられて楽しそうです。

足ジャンケンの後は、親子で手を繋いで「お散歩ジャンケン」に発展させました。
お散歩中に出会った相手とジャンケンを親子一緒に楽しむことで、こどもは勝ち負け両方の楽しさを一気に経験できます。

園の活動では、ケンケンジャンケンリレーがおすすめです。

こちらも親子体操イベントと同じく、勝ち負けを全身で表現しながらチームの元に戻る様子です。

「勝ったー!」という嬉しさと、「負けたー!」と悔しがりながらも何か嬉しい、といった感情を込めながら次のお友達へバトンタッチ。
そんな雰囲気の中でこのリレーを楽しめると最高ですね。

一人一人の勝ち負けだけでなく親子やチームで感情を伝承させていくことで、大人数のリレーや運動会競技の時に、仲間と心を一つにすることが出来るようにもなります。
まさに、経験・言葉・感情の一致による人間形成です。

いかがだったでしょうか。
気軽に勝ち負けを楽しめる「ジャンケン遊び」を、ぜひ参観日や日常の遊びに取り入れてみてください。

このQ&Aは、がんばりまめ.comの講座で詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
>>運動遊びは好きだが負けることが嫌で活動に参加できない
(視聴にはご契約が必要です)

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