体育遊びQ&A

2022.09.20

横転ができない子が多い。転がり方(手の位置)に決まりはあるか

昔から、腕をまっすぐ伸ばして頭上で手を合わせる「ロケット」「鉛筆」と呼ばれる横転の教え方がありますが、どんなシーンで手をまっすぐして合わせて転がる事があるでしょうか。
安田先生は常々「遊びで経験する動作は全て人生で必要な動きの習得に繋がる様に」と言われていて「その動作、人生でいつ使うんや。どんなスポーツで使うんや」と笑顔で指摘されていました。

横転はスポーツではファインプレーやトラブルプレーの時に必要な動きです。

転びながらボールを取る、レシーブを受ける、怪我をしないように受け身を取る……。
いろんな動作や姿勢から、手の位置を決めずに転がる経験が大切です。

例えば、跳び箱ウサギ横転サーキット。

跳び箱ウサギでスタートして、横転で帰ってきます。
画像でも分かるとおり、手の位置はみんなバラバラです。サーキットの流れのなかで、どうすればスムーズに転がれるか自然と身につきます。

また、横転コーナーにはマットが敷かれていません。
一見、危なそうに見えるかもしれませんが、硬い床の上だと本能的に頭や顔を打たないようにするので、安全能力を向上させる効果もあります。
先生は「床に頭やおでこをぶつけていいですか?」と言葉をかけ、こどもに横転の目当てを持たせましょう。
(こども達の状態を観ながら、最初はマットを敷いて行いましょう)

手の位置やポーズをあれこれ指摘するのではなく、ぜひ『習うより慣れろ』で楽しんでみてください。
苦手な子、動きがぎこちない子も自然と横転が上手になり、転倒時の受け身、将来のファインプレーやトラブルプレーの身のこなしにも繋がります。

このQ&Aは、がんばりまめ.comの講座で詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
>>横転ができない子が多い。転がり方(手の位置)に決まりはあるか
(視聴にはご契約が必要です)

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