こども達の活動の様子をビデオ撮りはしているが、振り返りや次に活かしきれていない。撮影した動画の活用方法を教えてください

動画はどんどん溜まっていきますよね。

無理して振り返りなどで使おうとせず、せっかくの活動記録を活かして、素敵な動きに共感できる「園のファインプレー・ダイジェスト集」を作ってはいかがでしょうか。

ファインプレー・ダイジェスト集とは、1人の子に偏らず、遊びごとに得意な子の動きなどを30秒程度でカットして繋いだものです。撮影をスマホやタブレットで撮影すると、そのまま無料編集アプリで手軽に編集できるのでお勧めです。 

得意な子の動きを観ることは、年長に対する憧れのスイッチが入りやすい年少・年中クラスにはとても効果的です。「年長になったらチャレンジしようね〜」と言いながら、前段階の遊びへの導入遊びがスムーズに始められますね。そんな年長への憧れこそが園の伝統となり、遊びが伝承し、先生が教えなくてもこども達の動きが年々良くなっていく…というサイクルが生まれます。

また、得意な子の動きだけでなく「今週の名場面」として、努力、協力、応援、慰める、励ますといった素敵なシーンをダイジェストにし、週末にホールなどで上映するのもすごく効果的です。そのシーンごとで解説する先生の名言が、こども達の経験、言葉、感情になり、長期記憶となって園全体で共感できる「燃える集団」となっていきます。

編集は凝りすぎず、ここはと思うシーンをどんどんダイジェストにして、こども達に観てもらいましょう。蓄積されたダイジェスト集は、きっと園の素敵な財産になるはずです。
ぜひお試しください！