体育遊びQ&A

2021.12.16

こどもにきちんとさせたくなる。どこまで口出ししたらいいのでしょうか。

いつまでも出来ないまま、やらないままになってしまわないかと思うと放っておけなくなる。
「ほら相手見つけて!」「足変えここでするのよ!」ぼんやり立っていたら「行っていいのよ!」
こどもをきちんとさせたくて、つい言ってしまうのですが、どうしたらいいのでしょうか……。
というご質問を頂戴しました。


「ちゃんとできる子にしてあげたい!」
という、先生の素敵な情熱の表れですね。
こうした言葉かけは決して悪いことではありませんが、先生の言葉かけと力だけでは、こどもは自分の思いとして行動しにくいかもしれません。結果的に自主自発が芽生える機会を奪ってしまうことになっては、もったいないですね。

こんな時、こども同士の共感・協力の力を信じてみてはいかがでしょう?
例えばこども2〜3人で一緒に巡る「リングバトン仲良しサーキット」。

お友達とリングバトンを持ちながら、サイドステップ→前後ジャンプ→ケンケン→横転など、様々な動作を一緒に行い、一周したら、仲間を変えて誘い合いでグループを交代します。
繰り返し楽しんでいるうちに、お友達につられて動きが良くなっていくでしょう。
(リングバトンが無い場合は手繋ぎで行いましょう)

このように、「きちんとさせたい」という先生のねらいをこども達の遊びの目当てに繋げてみましょう。
ぜひ実践してみてください!

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