ゲームサーキット
2018.02.08
先月末、久しぶりに大阪府のみょうぜん幼稚園様にご挨拶にお伺いしました。
私が20年前に初めて安田式遊具テクノロマン雲梯をご提案し、納品させて頂き、子供達と遊ばせて頂いた幼稚園様です。
普段接していない子供達でしたが、私の事を「誰なんだろう」という様な表情も見せず、どんどん私の号令に応えてくれました。
雪のちらつく寒空の下、約150人の子供達が、ジャンケンの勝敗によってコースや行う動作・技が変わる「ゲームサーキット」を一斉に楽しみました。
子供達は元気いっぱい一斉に動き始め、ジャンケンで勝ったら鉄棒ぶら下がりコーナーへ行き、負けたらケンケンでトラック一周、あいこは雲梯をたぐり渡りして戻ってくる……という設定から始まり、子供達の状況に合わせて、ジャンケンを取り入れたサーキットの構成をどんどん変化させていきました。
活動中の待ち時間はほとんどありません。
子供達は肩で息をしながら、出会ったお友達と次々とジャンケンをし、その勝ち敗けによって様々なコーナーへ行き、力一杯寒さに負けず楽しんでいました。
ゲームサーキットには、苦手意識のある子が楽しい雰囲気に包まれて、つられて頑張るうちに心身の力みが取れていく効果があり、すでに体得した動作や技をマンネリ化せず楽しむ事が出来ます。また、既に達成できた技の上達度を高めたり、成長過程での体の重さに対応していく「達成維持」の効果もあります。
子供達は、雪風の舞う寒さなど忘れて熱中して遊んでくれ、30分間があっという間でした。
その姿が、子供達にとって仲間との体育遊びが本当に楽しく充実している証拠なのだと感じました。
ちゃんとさせるな‼︎
ちゃんと楽しませろ‼︎
安田先生がよく言われた言葉です。
型を教え込むことや、技の達成を求め過ぎて訓練的になるのではなく、子供が仲間との熱中出来る遊びを通じて、「やってみたい」「出来るようになりたい」という意欲を引き出す事が指導者の役割です。
今回も、子供達がゲームサーキットに熱中する姿をダイジェスト映像でご覧頂ければ幸いです。
寒い日が続きますが、寒さを吹き飛ばす様な熱中出来る体育遊びを実践しましょう。
我々大人も冬場の運動が豊富になれば基礎代謝が上がります。
子供達と一緒に楽しんで冬を乗り越えましょう。