けん玉と安田メソッドの出会い
2018.04.12
春の10時間集中講座を受講しに、GLOKEN(けん玉ワールドカップ主催者のグローバルけん玉ネットワーク)の窪田保さんが研究所に来てくれました。
日本の伝統的な遊びであるけん玉の効果効能を再認識し、よりたくさんの人にけん玉の楽しさが伝わり、楽しんでもらえるような「ティーチングメソッド(遊び方、伝え方・教え方)」を体系づけて世界に発信したいという思いで受講してくれました。
研修会後、窪田さんと話すなかで、
けん玉は
・全身運動であり、体幹トレーニングにも繋がる
・目と手の協応動作が促される
・成功体験と失敗体験の繰り返しが、大脳と小脳の感覚統合を促す
・自己身体認識力が向上する
・より成功率を高めていくために、技能向上に必要な努力と達成の快感を体感できる
このような様々な効果が得られるとても良い遊びだということで盛り上がりました。
不思議なご縁を感じたのは、日本でけん玉が今の形になり、誕生したのが大正8年。
安田先生の生まれた年も、大正8年。
「日本人は子供の楽しい遊びをたくさん生み出している」と、安田先生が晩年言われていた事が思い出されます。
鬼遊び、縄遊び、竹馬、凧上げ、駒、メンコ、そしてけん玉。
全て全身運動で脳の発育、運動神経を鍛えるのにとても良い遊びばかり。
しかもそれぞれの遊びを工夫し続け、多様な形や技、ルールが生み出されてきました。
窪田さんと出会えた事で、けん玉の楽しさ、奥深さを私自身が再認識することができました。
九州の撮影協力園にお邪魔した際、けん玉にリレーの要素を盛り込んでみたところ、見事に子供達の楽しさのスイッチが入りました。
その様子を講座にした「けん玉リレー」「けん玉ケンケンリレー」をアップしましたので、是非ともご覧下さい。